HASHIMOTOマガジン

理想の住まいを実現し、充実した日常を送るための情報を提供します。
また、オーナー様インタビュー記事を通じて、実際の生活の様子や家づくりのエピソードを紹介します。
さらに、店舗や事務所、工場などのリニューアル・リノベーションに関するノウハウを提供し、法人オーナー様のインタビュー記事も掲載していきます。
理想の住環境やビジネス空間を実現するためのヒントと専門知識を、幅広く網羅した総合マガジンです。

空間をオシャレに活用 スキップフロアのある暮らし

スキップフロアとは?

スキップフロア

一般的な階層構造を持つ家とは異なり、床の高さを部分的に変えることで空間に段差を設けるデザイン手法です。このデザインにより、視覚的な広がりや空間の有効活用が可能となります。スキップフロアの基本的な魅力は、限られたスペースを最大限に活かすことができる点です。特に都市部などの狭小地において、スキップフロアは非常に有効な設計手法となります。

スキップフロアのもう一つの魅力は、空間に変化を持たせることで、住む人に新鮮な驚きや楽しさを提供できる点です。リビングとダイニングの間に段差を設けたり、書斎や子供部屋を一段上げたりすることで、同じ空間内でも異なる用途や雰囲気を楽しむことができます。また、段差を活かした収納スペースの確保も可能であり、実用性とデザイン性を兼ね備えた住まいを実現できます。

 

スキップフロアの設計のポイント

スキップフロアを設計する際の重要なポイントは、まず家全体の動線を考慮することです。動線が複雑になりすぎないようにしながら、各フロアの用途を明確に分けることが求められます。また、スキップフロアの設置場所も重要です。例えば、リビングとダイニングの間に設けることで、食事とくつろぎの空間を自然に分けることができます。さらに、天井の高さや窓の位置も考慮し、空間全体が明るく開放的に感じられるように設計することが大切です。

 

スキップフロアのメリット

スキップフロアの最大のメリットは、空間を有効に活用できる点です。限られた敷地でも、多層構造にすることで各スペースを独立して使うことができます。また、視覚的な広がりを感じさせることで、実際の面積以上に広く感じることができます。さらに、段差を利用した収納スペースの確保も可能で、収納力が大幅にアップします。これにより、生活感を隠しつつ、スタイリッシュなインテリアを実現できます。

 

スキップフロアの活用方法

スキップフロアの活用方法は多岐にわたります。リビングやダイニングでは、段差を利用してスペースを区切り、それぞれのエリアに特徴を持たせることができます。また、書斎や子供部屋では、プライバシーを確保しながらも開放感を保つ設計が可能です。さらに、収納スペースとして活用する場合は、段差を利用した引き出しやキャビネットを設置することで、効率的に収納力をアップさせることができます。

 

階段下をファミリースペースに

スキップフロア

こちらの住宅では、階段下や踊り場空間を有効活用しました。スキップフロアを作ることによってできた床面積を活用して、ファミリールームや収納を設計しました。趣味やオリジナル空間を創出します。
階段の下部は通常デッドスペースになりがちですが、ここにスキップフロアを設置することで、効率的なスペースを確保しています。スキップフロアの段差を利用してスペースの有効活用を図りました。このように階段下を有効に使うことで、家全体の空間が広がり、デザイン性も向上します。

 

階段下をワークスペースに

スキップフロア

 

踊り場をスタディスペースに

スキップフロア

 

まとめ

スキップフロアは、限られたスペースを有効に活用し、視覚的な広がりを感じさせるデザイン手法です。その魅力は、空間を効率的に使いながら、新鮮な変化をもたらす点にあります。設計の際は、家全体の動線や各フロアの用途を考慮し、設置場所や天井の高さ、窓の位置にも注意が必要です。スキップフロアのメリットとしては、空間の有効活用、視覚的な広がり、収納力のアップが挙げられますが、デメリットとしてはコストやメンテナンスの難しさ、安全面の懸念があります。

実際の事例では、リビングとダイニング、書斎や子供部屋など、さまざまな用途でスキップフロアが活用されています。導入の際は、専門家のアドバイスを参考にしながら、家族全員の動線や安全性を考慮することが重要です。スキップフロアは、空間に新たな価値をもたらす魅力的な設計手法です。ぜひ、自分たちのライフスタイルに合ったスキップフロアを実現し、快適な住まいを作り上げてください。

 

橋本組のテクノストラクチャーの家はこちら

老いと向き合う はしもとの家はこちら

橋本組のInstagramはこちら

一覧に戻る